絶妙のサイズアップ感
大美蝉は全長43mm、自重は4g。従来の美蝉(38mm,2.6g)と比較してみてもさほど大きく成ったと感じないサイズ感ですが、実際にキャストして頂ければその飛距離に感動して頂けると思います。攻略範囲の拡大は想像以上です。
勿論、ハルゼミを模した範疇として違和感のないサイズに仕上がっています。
アクション
サイズアップにより攻略範囲が拡大したところで、従来の美蝉のアクションを踏襲していなければ意味がありません。 美蝉でしか出し得ない独特の動きとそのアクションの質があります。単純にサイズアップするとアクション自体が大きくなってしまいます。大美蝉ではボディーサイズのサイズアップに伴いウイングサイズや角度を再三調整を繰り返し、タイトノイジーアクションに1点シェイクなど美蝉に劣らぬ動きを再現することに成功しました。但し、サイズアップによるアクション(波動)のアピール力は強くなっています。
背面取り付け可動ウイング
通常サイズの美蝉とは異なる設計点として、動きの切れにも繋がるウイングの肉厚は薄く水切れを良くし、羽根自体の取付け強度を上げるため肉厚のテーパーを施し、支点接合部分は樹脂を厚くし強度を上げています。
タングステンウエイト搭載
小型軽量で空気抵抗を受けやすい形状でありながらも、タングステンウェイトを使用することでキャスト時の飛距離アップと安定した飛行姿勢を引き出しています。
効果的な使用方法
・基本的にはロッドティップを下げてのスローリトリーブ。左右に細かく頭を振るウォッブリングを繰り出し、水面に引き波を残します。
・細かいトゥイッチを数回加えポーズを取る繰り返し。少ない移動距離でポップ音と水面に波紋を広げ、落水してバタつくセミ(本体)の存在をアピールします。
・また、エリア(管理釣り場)ではキャスト後の着水時にポーズを長くとるほっとけメソッドでバイトを誘発することが多々あります。是非お試しいただきたい方法です。
・トップウォーターの鉄則ですが、早合わせは禁物で、巻き合わせ後にロッドにテンションを感じてからフッキングを心掛けて下さい。
・大美蝉ではラインアイにスプリットリングを装着しておりません。小型スナップでの接続をお勧めいたします。